こんにちは、ぱんなです
ベルリンで勉強や作業が落ち着いてできて、ネット環境も整っている図書館って実は見つけにくい。今までもいくつかの図書館で勉強をしてきましたが、アクセスが良くて、ネット環境、本の種類も豊富な場所ないのかな、そんな風に探していました。
今回はそんな全ての条件をクリアしていて、さらにプラスアルファで使いやすいと思った図書館「Zentral- und Landesbibliothek Berlin (ZLB) – Amerika-Gedenkbibliothek」というアメリカ記念図書館を、設備やサービスなども含めて紹介します。
目次
アメリカ記念図書館とは
まずなぜアメリカ記念図書館はクロイツベルクにある私立図書館です。
なぜこんな名前に命名されたのかというところですが、冷戦時代に西ベルリンと同盟関係にあったアメリカから文化施設をプレゼントすることになったそうです。その時にプレゼントされたのが、この「アメリカ記念図書館」だったそうです。
実はとても歴史的にも意味のある図書館の1つみたいですね。
館内施設・サービス等
図書館内の施設もとても充実していて、正直初めて足を踏み入れた時は驚きました。
もっと早く見つけていたかったなと思う気持ちがとても強いです。
なぜそう言い切れるのか、という部分をそれぞれの館内施設・サービスから紹介していきます。
ドイツ語のテキストが充実している
まずドイツ語を勉強している留学生にはとても嬉しいことに、ドイツ語のテキストがとても充実しています。語学学校などでも使われている教科書も借りることがます。
またドイツ語公式テストの「TestDaf」・「各種Telc」・「DSH」・「Goethe-Instituteテスト」などの参考書もたくさん置いてあります。それ以外にも辞書・単語帳なども置いてあるので、色々な問題を解くのも可能!
語学学校にも短期間しか行かない人だったら、ここで借りて教科書代を浮かせるなんてこともできるということですね!
無料Wifiとコンセントがある
この図書館の強みとしては、まずは無料Wifiがあるということだと思います。
カフェで勉強したいけど、お金は節約したい。勉強や作業したいけど、カフェだとうるさいから落ち着いた環境を探してる。
そんな人にはとてもオススメ!
もちろん席によってではありますが、コンセントを無料で使えるので、パソコンや携帯を充電しながら作業ができるのもとても嬉しい部分じゃないでしょうか。
図書館内にカフェが併設
図書館内にカフェが併設されているのもとても嬉しいことだと思いました。
他の図書館でも自動販売機などはあっても、カフェがある図書館は実はそんなに多くないなという印象があります。
小さいカフェではありますが、感じのよいアットフォームな雰囲気のカフェでした!
子供がいても安心の子供図書館も!
個人的にとても驚いたのは、大人や学生のためだけの図書館ではなくて、子供向けの図書館も地下にあるという部分です。
配慮がとても素晴らしい!図書館って子供は最初は興味を示してても、すぐに飽きてしまってうるさくなってしまうのはよくあること。
そんな中で、子供専用の図書館があるというのは子供連れの家族にも嬉しい部分ではないでしょか。
実際に子供向け以外のブースには学生や大人が多く、子供は見かけなかったので、子供図書館にいたのかなと思います。
コピーショップが併設
図書館内にコピーできる場所があります。
ベルリンに来て困ったのは、なかなかコピーできる場所がなかなかないということ。日本のようにコンビニに必ずコピー機があるなんてことはないです。
実は近くのコピーショップを探しに行くのって、結構面倒だったりします。
でもこの図書館で勉強・作業していれば、コピーが必要になったときにもすぐにできちゃうわけです。これに結構助けられるという経験をした利用者は多いはずですよ!
トイレももちろん無料!
ここはドイツに来たことがある人なら必ずぶつかる壁、トイレ!
ドイツには日本と違って、駅などにも公共トイレというのはほとんどなく、あったとしても有料か掃除する人にチップを払わないといけません。場所によってチップ代は前後しますが、大体一回の使用で50セントほど。なんどもトイレに行ってたら、結構バカにならないですよね。
この図書館のトイレは無料でしたし、汚くない。図書館周辺でトイレがしたくなったら、こっそりとトイレを借りに訪れるのもいいかもしれません。
DVD・CD・漫画などの貸し出しも
アメリカ記念図書館では、本だけではなくDVD・CD・漫画まで貸し出しサービスをしてくれています!
しかも古いものばかりなんだろうな、と期待しないで見ていたら、最近公開した映画やアルバムも置いてあります。
しかもびっくりしたことに、日本のドラマや映画のDVDもあるではないか!かなり国際色豊かな映画や音楽も借りることができるので、日本が恋しくなったらここに探しにくるのも1つの案かもしれません。
また漫画も「進撃の巨人」ありました。(残念ながらドイツ語です)漫画なんかでドイツ語を勉強してみるのも面白いかもしれませんね。
本の検索も簡単
図書館は広いので、最初から自分1人で1つ1つチェックしているのは骨が折れます。
しかし図書館内には自分で併設されているパソコンで検索することができます。ドイツ語が苦手だという方には、インフォメーションが数カ所あるので、そこでスタッフに質問してしまえば簡単です。
実際に僕はパソコンで検索してある場所まで分かったのですが、実際にそこにはない。なのでインフォメーションスタッフに聞いたところ、今日返却があったとのこと。
機械だけではなく、図書館の人が親切に教えてくれるのも大きな魅力です。
借り方・返却方法
図書館のものを借りるためには、まずはアメリカ記念図書館の会員にならなくてはいけません。会員になるための条件・持ち物は下記です。
・ベルリン在住であること
・ベルリンの住民票
・パスポート
・年会費:大人10ユーロ/学生5ユーロ
上記の条件と持ち物を用意することができれば、誰でも図書カードを発行してもらえます。
図書カードさえあれば、あとはとても簡単です。
借りる・返却するのも図書館の入り口にある機械で、全て自分で手続きします。作業自体は決して難しいものではないですが、もし分からなければ、そこにもスタッフがいるので聞いてみてくださいね!
それぞれの貸し出し期間
本・DVD・CDによってそれぞれ貸し出し期間が異なります。
本類とCD:28日間
DVD:14日間
*一度に借りられるメディアは60まで
一度に借りられる量も、貸し出し期間もかなり長いと思いませんか。
逆に一度借りられてしまうと、中々返ってこないというのも否めないので、いいなと思ったものは借りてしまうといいかと思います。
アクセス方法
アメリカ記念図書館の最寄駅は、U6の「Hallesches Tor」という駅です。
駅を出たら目の前にあるので、迷うことはまずないかと思います。
もし分からなくなっても、U-Bahnには常にWifiという強い味方がいますので安心です!
まとめ
今回は比較的ベルリン市内のミッテ(中心部)にある、アクセスのしやすいアメリカ記念図書館を紹介しました。館内もおしゃれな作りになっているので、そこにいるだけでも落ち着けてしまうところです。
ここの図書館はやはり勉強・作業がしやすいということもあって、比較的いつも混んでいて場所取りが少し大変です。ただ机さえ確保してしまえば、とても捗るスポットだと思います。
きっともっと探検すれば使い勝手のいい図書館あると思うので、また新しく見つけて実際に行ってみたら紹介したいと思います。
ベルリン在住者だけでなく、旅行に来た人もぜひ訪れてみてほしいところです。
ではではっ