こんにちは、ぱんなです。
実は先日公園で遊んでいた時に、ヘマをして靭帯損傷をしてしまいました。
そんな関係でなんとドイツ・ベルリンの地で手術を経験してきました。その手術の前に、休日だったということもあり、救急病院に行ってきたのでそこでの持ち物・雰囲気・プロセスなどについてご紹介したいと思います。
旅行でも留学中でも、予期せぬ病気や怪我は付き物です。
今回はそんな不安を持っている方の手助けができればと思います。
ドイツでの救急病院の見つけ方
平日であれば救急病院ではなく、普通の病院にいけばいいですが、休日や夜間に怪我してしまったり急病に罹ってしまうことはありますよね。そんな時には「救急病院」にいきましょう。
ドイツで救急病院を見つけるのは、そんなに大変なことではありませんでした。
まずGoogle Mapで最寄りの病院を検索して、病院を見つけます。そこに休日もやっているのか、やっていないのかをチェックします。
その中でオープンしていると書いてあれば、空いている可能性は高いです。
ただここで注意してほしいのは、インターネットの情報を鵜呑みにしてはいけないという点です。まずは大変かもしれませんが、必ずまずは電話を入れ開いているのかを確認するといいです。
行ってみたら開いてませんでしたではシャレにならないので、ここは万全に準備した方がよいと思います。
発作などの急を要する必要がない場合には、タクシーなどで向かう方がいいと思います。(今回の僕のケースの様に、歩けない場合には周りに助けを得られる状況だったら、その人にサポートしてもらいuberを使うのが別とだと思います)
ただ本当に急を有する場合には、迷わず救急車を呼んでくださいね!
救急車の呼び方
ドイツでの救急車の電話番号は「112」です。
ドイツの救急車には3つの種類があります。
Krankenwagen :患者の搬送を目的とされた救急車
Rettungswagen:日本の救急車と同じ様な救急車
Notarztwagen:医師も同伴している救急車
これらのどれが来るかは、電話で伝える患者の症状や状況によって変わってくるそうです。
つまり救急車を呼ぶ際には、いかに正確に症状や状況を電話で伝えることができるか、という部分がとても大切になってきます。
これは少しびっくりしたことですが、かなりインターナショナルな環境であるベルリンにおいても、医療関係者で英語が話せる人はとても少ないです。
医者はある程度話せる人はいますが、看護師や事務スタッフはドイツ語しか話せない人がとても多い印象でした。
そう行った意味も含めて、できるだけドイツ語で正確な症状を伝えるためにも、電話する前にしっかりと状況をメモしてから電話をすることが大切です。
(もちろん急を要することですので、余裕はないことの方が多いかと思いますが、海外での緊急時だからこそ冷静に対処しましょう!)
救急病院での持ち物・雰囲気・処置内容など
まず今回お世話になった病院は、「Jüdishces Krankenhaus Berlin」という病院です。
ここの病院は大きな病院で、救急も受け付けてくれています。最初は違う病院に行こうとしたのですが、uberの運転手さんがこちらの方が早く・足の怪我などに強いとのことでしたので、ここの病院を選びました。
(現地の人の口コミを聞けるという意味でも、特別急ぐ必要がなければ救急車ではなく、uberやタクシーを使って行く方がオススメ!)
雰囲気
僕の行った日が少なかったという部分もあるかと思いますが、人はあまりいませんでした。違う日に覗いた時にはかなり人が待っていたので、受け付けもすぐにしてもらえたのでラッキーでした。
言語としてはドイツ語!あの感じだと英語は全く話せない雰囲気で、お医者さんもその日は話せる方がいらっしゃらなかったようです。
その日は人が少なかったにも関わらず、お医者さんたちはやはり少しピリピリモードだったのは否めないです。忙しいので仕方ない部分もありますが、一生懸命ドイツ語で話しかけても割と冷たいトーンだったので、心を強く持たないと辛いかもしれないです。
持ち物
必ず持っていかなくてはいけないものは下記のものです。
・保険証(カード出なくても、紙の場合もあり(ケアコンセプトなど))
・パスポート
・その他保険会社によって支持されている書類
まず最初に必ず受付で要求されるのが、保険証です。これはないと話にならないので、それぞれの保険会社にどうするべきなのかをしっかりと出国前に確認しておく必要があります。
本人確認するためには、外国人は必ずパスポートを持参する様にしてください。
その他保険会社によって提出しなければいけない書類などがある場合には、そのことを説明して最初の受け付けの時点で渡すと良いです。
処置内容
処置内容に関してはそれぞれの症状によっても違うかと思いますが、僕の場合は最初は靭帯損傷ではなく脱臼だと思ったので、その旨を説明しました。
具体的な処置内容としては下記です。
・レントゲンを撮る
・クリーム/包帯の処置
・サポーター/松葉杖/痛み止めをもらう
・MRTを撮るための診断書
→MRT後に再び病院に行き今後の方針を決めるという書類をもらう
レントゲン室がすぐそこにあり、サクッと撮ってくれたことはびっくりしました。
またこっちには湿布という文化がほとんどないので、湿布の支給はありませんでした。
日本の救急病院との違い
日本の救急病院との違いは、そもそもの病院のシステムが違うことが大きなポイントの様に感じました。
日本では救急病院に出向いたら、今後もそこの病院でほとんどの処置や今後の診察もしてもらうことが一般的です。ただドイツでは救急病院で緊急性がないと判断された場合、掛かりつけの医者(Hausarzt)や専門医(Praxis)のところに行く必要があります。
後日HausarztやPraxisに行き、そこで今後どういった方針にしていくのかを決めていくことが一般的なようです。
なので日本人の感覚としては、適当なイメージやたらい回しにされている感覚になってしまうことは自然なことだと思います。僕自身もまともに歩けない状態で、あっちにもこっちにもいかなくてはいけない状況で、「ひどい」という気持ちにもなりましたが、ドイツではこのような方法が普通なようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
自分は絶対大丈夫、そんな風に思ってしまいがちですが緊急の怪我や病気は誰にでも突然やってきます。
実際に僕自身も、自分は絶対に保険を使うこともないだろうと思い込んでいたのですが、実際に使うことになりました。幸い必要な書類をあらかじめ印刷しておいて、すぐに行ける様にしてあったので大きな問題はありませんでしたが、いざという時に準備しておくことはとても大切です。
ドイツでは日本の様にコンビニはなく、休日には印刷できるところもしまってしまうので、何があってもいいように事前に必要書類は印刷しておき、数枚控えておくようにしておきましょう。
ではではっ