こんにちは、心理学者の卵のぱんなです!
今回は話術をアップさせるためにもよく使われる
「フレーミング効果(Framing)」という心理学の理論を紹介します。
このフレーミング効果を知っていることによって
「人に騙されない客観的な判断力」と「人を巧みな話術でコントロール」が身についてしまうかもしれません!
具体例と一緒に解説していきますね。
◯ フレーミング効果(Framing)ってなあに?
フレーミング効果とは
「何か問題が出てきた時の表現によって、人の決断や判断に凄まじい影響力がある現象」のことです。
むむむ?という感じになりますよね!
要は「表現1つで、人の行動や決定事項を変えてしまう現象」のことです。
このフレーミング効果、結構身の周りで起きています。
実は僕たち自身も無意識の内に使っていたり、使われることによって影響を受けているんですね!
◯ フレーミングの具体例は?
ここで紹介する具体例から、話術スキルアップによって売り上げアップも夢じゃないです!
ぜひ日常でも盛り込んでみてください!
医療現場での例
ここで1つ考えてみてください!
あなたは大きな病気になってしまい、お医者さんに下記の2パターンで手術の提案をされたとします。どっちの言い方で説得されたら、あなたは手術を決意できますか?
① 90パーセントの確率で成功する手術
② 10パーセントの確率で失敗して、死亡する手術
多くの人が①を選ぶと思います。①の方が手術の安全性が高いように感じませんか?
でも両方とも同じことを言っているんですよ!
90パーセントの成功=10パーセントの失敗
ちょっとした言い方1つで、あたかも成功率が高い気がしてしまうのです。
ネガティブな事柄も、言い方次第でポジティブなように見せれます!
政策での例
現代社会の中で、地球温暖化ってすごく問題になっていますよね。
地球温暖化対策のために、どちらがより良い政策か聞かれれたとき、あなたならどちらを選びますか?
① 炭素税を導入する
*炭素税とは、二酸化炭素などの温室効果ガスを排出する行為に対する税 (車を運転する人はこの税を払います)
② 炭素削減のための技術開発に税金を使う
多くの人は②を選ぶのではないでしょうか?
でも僕たちが日頃払っている税金が多く使われるということは、そのためにお金を払っていることと同じですよね?
でもなぜか②の方が、お金を多く払っていないように感じてしまうんですね。
同じ利益が得られても、言い方次第で説得ができてしまいます!
日常での例
例えばテレビショッピングを思い浮かべてみてください!総額12000円の家電があったとします。皆さんは下記のどっちの方が「安い!」って思いますか?
① 総額12000円で超お得
② 月々たったの1000円で超お得
なんか②の方がすごく安い気がしてきませんか?
でもこれも総額自体は全く同じ値段です!でもなぜか言い方によってより安く感じるようになります。
同じ値段なのに、もっと安くてお買い得な気持ちにさせられます!
◯ 自己啓発にも活かせる?
フレーミング効果は、ビジネスや人の行動をコントロールできるだけではありません。
自分の思考を変えることによって、ポジティブな人生にすることだってできるんです!
例えば、
「会社にリストラになった」という状況があったとします。普通だったらネガティブな感情になりますよね?
そんな時に言い方を変えてみてください。
・会社を辞めて、自分の人生について考える時間ができた
・自分の好きなことに飛び込むきっかけができた
・新しい仕事で、自分の価値観が広がる機会ができた
など考えようによっては、人生が明るくなるかもしれません。
このように物事の見方を変えることによって、自分の考え方すらもポジティブに向けられるのです!
◯ まとめ
フレーミング効果
→ 問題の捉え方を変えることで、人の意思決定や思考を変えることができる現象
考え方を180度変えるだけで、物事ってポジティブにもネガティブにも見えてくるんですね。
フレーミング効果を意識的に使うことで、仕事もプライベートも充実させることができそうですね!
いかがだったでしょうか?
まずは自分が今まで、フレーミング効果を「どんな風に無意識的に使っていたか」・「影響を受けていたのか」を考えてみると、意識的に使っていくべきところが見えてきます!
ぜひ日常生活でも試してみてくださいね;)
ではではっ