こんにちは、ぱんなです。
今回はフロイトが【無意識】をどのように捉えていたのかについて主に紹介します。
フロイトは意識と無意識をどのように分けて行ったのでしょうか。
↓の記事も合わせて読んでもらえると、理解がより深まると思います!
◯フロイトの無意識論
まずフロイトのコンセプトを理解するためには
・Consciousness (意識)
・Preconsiousness (前意識)
・Unconsciousness (無意識)
の3つの意識の種類を理解する必要があります。
この3つの種類の意識を理解するためによく使われる有名な例えが【氷山の例え】です。
氷山はには、
・頂上のように完全に水から出ている部分、
・水にはつかっているが、氷として認識できる部分、
・水の中に隠れてしまって見ることができない部分
の3つのパーツに分けることができると思います。
この氷山を無意識の世界に例えてみると↓のようになります。
・見えている頂上の部分 →「Consciousness (意識)」
・水に浸かっているが見える部分が →「Preconsiousness (前意識)」
・水に浸かっていて見えていない部分 →「Unconsciousness (無意識)」
氷山は人が見ることができる部分は、
ほんの一部でありほとんどが水の中に埋もれて見ることができません。
フロイトは私たちの意識や無意識の世界も、氷山のように3つに分けられるのではないかと考えました。
まだふわっとしていると思うので、詳しく見てみましょう!
①Consciousness (意識)
この部分では、今まさに感じている「思考」や「知覚」になります。
例えば、今この記事を読んでいる間にも様々なことを考えていると思います。
このフロイトの考え方に興味を持って、「楽しい!」と感じてくれているかもしれません。
今まさに感じている感情や考えていることは意識して思考しているので、自分が何を考えているのか分かっていると思います。
また、この記事を見ている見ているパソコンでは、画面からの「視覚情報」・テレビ、音楽、些細な物音の「聴覚情報」などの五感を常に浸かっている状態です。
これらの聴覚情報も、自分の耳で何かが聞こえることを意識して理解できる状態です。
これが「Consciousness (意識)」です。
②Preconsiousness (前意識)
前意識では、思い出そうとすれば思い出せるレベルでの「意識」という認識です。
「記憶」や「知識」などがこれに当たります。
例えば、
小学生の記憶や当時に習った勉強の内容を覚えていると思います。
昨日食べた昼食や夕飯なども覚えているのではないでしょうか。
このように誰かに聞かれれば答えられたり、思い出すことができる意識のことを「Preconsiousness (前意識)」と心理学では呼ばれています。
③Unconsciousness (無意識)
無意識では、中々思い出せない・抑圧されている感情や記憶などのことを言います。
この無意識においては、該当するものがたくさんあります。
・恐怖
・社会的に受け入れられていない(モラルに反する)願望
・トラウマになるような経験
・自己中心的な欲求
↑以外にも数え切れないほどの例があります。
このように「人の気持ち・心情・衝動・表面化されていない感情」のことを「Unconsciousness (無意識)」と呼んでいます。
◯まとめ
フロイトの【無意識論】とは
1. Consciousness (意識):「思考」や「知覚」今まさに感じている感情や考え
2. Preconsiousness (前意識);思い出そうとすれば思い出せるレベルでの「意識」
3. Unconsciousness (無意識):「人の衝動や隠された感情(トラウマや恐怖心)など」
の3つの意識の種類があるという考え方。この3種類の意識がお互いに影響しあって、考え方や行動に現れてくる。
いかがだったでしょうか。
心理学の巨匠であるフロイトの考え方は理解できましたか?
これ以外にもフロイトはとても興味深い考え方をしている人なので、興味のある方はもっと詳しく学んでみるのも楽しいと思います!
ではではっ