フロイトの超基本理論 ① – エス・自我・超自我ってなあに?

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前回はPsychoanalysis ってどんな理論なのか、ということを中心にお伝えしました。

”Psychoanalysis”(心理分析)とは?

今回は、僕が専門で勉強している、

”精神分析(Psychoanalysis)”の生みの親「フロイト」

超基本的な理論についてお伝えします。

難しいイメージもあるかもしれませんが、

なるべく分かりやすく例を出しながら説明していくのでご心配なく:)

◯ フロイトとはどんな人物なの?

本名:ジークムント・フロイト(Sigmund Freud)

彼はオーストリア帝国 (現在のチェコ) で、

ユダヤ人の両親から生まれました。

ちなみにフロイドの母親は、

父親の再婚相手のため二人目の妻に当たります。

しかもお父さんはお母さんよりも20歳も年上だったそうです。

フロイトは元々医学や神経学について学んでおり、

心理学を勉強していたわけではなかったそうです。

というのも当時のウィーンでは、

ユダヤ人には医学か法律学以外の選択肢が

与えられていなかったからみたいです

フロイトがPsychoanalysisを作ろうと思ったきっかけは

Josef Breuerという医者であり心理学者との出会いでした。

彼とのトレーニングの中で、

ヒステリー (hysteria患者さんの治療の中で、

フロイトのpsychoanalistとしてのキャリアがスタートします。

この中で、hypnosis(催眠療法)を開発しました。

患者が「意識化」では忘れている「記憶」を話すことにより

症状が改善したといいます。

(現在では催眠療法マイナーな治療のやり方です)

その後引越しなどを繰り返し、

またウィーンに戻り個人病院を開業します。

そこでフロイトは、

Josef Breuerとのhypnosisの方法ではなく

自由連想 (Free Association) による治療を始めます。

自由連想 (Free Association) : 

リラックスできるポジション(ソファなどに座る)で患者さんが頭やこころに浮かんだこと何でも言ってもらうという分析テクニック

それにより、

どんな過去のトラウマが問題を引き起こしているのか

分析することに成功しました。

それ以外にも、

Personality Structure (性格構造)

Psychosexual Development(性の発達)

Interpretation of dreams(夢分析)

などにも力を入れていたことで有名です。

◯フロイトの心理学の考え方

フロイトは人すべての行動の裏には、

もし意識・無意識に関わらず全てに心理的な意味がある

と考えています。

例えば、

「言い間違え・言いたいことを噛んで上手く言えなかった」

こんな些細な出来事も意味があり分析できる!

そうフロイトは考えています。

このように、

意識下にはない無意識の世界が行動を支配している

という考えがフロイトの精神分析 です。

性格構造 – Personality Structure –

フロイトは

Personality Structure」(性格構成)

が最も有名です

フロイトは主に

Id (エス)

Ego (自我)

Superego (超自我)

が人の性格を創っていると考えています。

Id (エス)

エス

Pleasure Principle”(快楽原則)と言われ、生まれた時から人間が持っている性格

要は、

人間が生まれたから備わっている「超自己中な欲求」

と考えてもらっていいです。

例えば、

「赤ちゃん」はその超自己中な塊です。

赤ちゃんは下記の時どうするでしょうか?

・痛みを感じた時

・お腹が空いた時

・オムツを変えて欲しい時

・お母さんやお父さんがそばにいて欲しい時

上のような欲求が解消されるまで、泣き続けます。

このように、

「やりたいことだけやる!やりたくないことはいやだー!」

というような精神的な性格の部分を”エス” と言います

Ego (自我)

Ego:

 Reality Principle (現実原則)と言われ、だいたい3歳くらいから出てくる性格

簡単に言えば、

・自分と同じように「超自己中」な人たちが周りにはたくさんいること

・その超自己中な行動が悪い結果につながること

そんな事実に気がつくようになります。

「悪い結果が怒らないように自分を抑えよう!」

とエスよりも少し大人になった意識のことを言います。

例えば、

「子どもたちが親に黙ってお菓子好きなだけ食べたい」

という欲求があったとします。

もし親に黙ってお菓子を食べすぎたら、

怒られることは結果として見えています。

「怒られる」という悪い結果を考えることで、

自我が出てきて自分の中で説得してみたりしてるわけです。

音楽や絵画が生まれたのも、

大人のこのような衝動的な行動を他の形で表現したとも言えると思います。

このように、

現実世界で上手くやっていくようにするための「しっかり者」が自我です。

Superego (超自我)

超自我:

5歳くらいから出てくる性格で、社会や両親によって出てくる「モラル」「理想的な自分などを達成するために、規律を正す厳しい性格のことです。

一言で言えば、「心の中の警察」のような役割を担っています。

私は教授から”Over Me” と習いました。

つまり常に自分の上にあり、

「優等生」でいるために見張っている存在です。

そのような見張り役が超自我です。

◯エス・自我・超自我と性格って関係あるの?

この”エス”・”自我”・”超自我”の3つのバランスで、

人の大まかな性格がわかります。

① “エス” が強すぎる場合

自分の中の「欲求」を満たすために自己中な行動が多くなり、

「現実を見る」・「モラル」を上回るため衝動的な行動が多くなります。

なので犯罪などの傾向が強いタイプになります。

②”自我”が一番強い場合

エス・超自我に比べると、

精神的にバランスが取れており、健康的な性格だと言われています。

・現実をしっかりと考えて行動

・自分に甘すぎず、厳しすぎない行動を選べる

「アメとムチ」を自分に対して、

うまくバランスを取っているとイメージすればわかりやすいと思います。

③”超自我”が強すぎる場合

社会や両親のモラルや理想に重きを置きすぎており、

自分のやりたいことを抑えすぎてしまう傾向があるようです。


このようにこの微妙なバランスも人それぞれであり、

このバランスが「個性」を生み出している要因の一つです。

◯まとめ

  1. フロイトは”Psychoanalysis”の創設者
  2. 3つの性格構造

  ・Id:自分の欲求に素直な「赤ちゃん」の部分

  ・Ego:現実を考えられる「しっかり者」の部分

  ・Superego:モラルと規律を正す「警察」の部分

   3. 3つのの性格構造のバランスによって「個性」が生まれる

これらの性格構造は、

自分で持っていないと思っていても持っているものです。

必ず全ての要素を持っています。

ただ人によってそのバランスが違うことにより「個性」生まれてくると考えてもらって大丈夫です。


いかがだったでしょうか。

フロイトの考えた性格の構造は理解できましたか?

とても有名な理論だったので、言葉だけなら聞いたことがある人も多かったかと思います。

ではではっ

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