こんにちは、心理学者の卵ぱんなです!
今回はアブラハム・マズロー(Abraham Maslow)の「自己実現理論」を紹介します。
「マズローの5段階欲求」と呼ばれることもありますね!
聞いたことある人も多いのではないでしょうか?
実はこの5段階というのが、「6段階欲求」だったらしいのです!!
人がどうやって生きる上でモチベーションになっているかを、このマズローの自己実現理論で解説して行きます!
目次
◯ マズロー(Abraham Maslow)ってだあれ?
マズローは1908年にアメリカのニューヨーク出身の心理学者です。
彼のキャリアは博士号を取得した後、コロンビア大学でアドラーをメンター(指導する人)に心理学を研究していたようです。
その後ブルックリン大学で教師として教えながら、ある心理学者と人類学者二人をメンターにしていたようです。
マズローはこの二人の学者たちをめちゃめちゃ尊敬していました!
この二人の行動などからメンタルヘルスを研究することによって、「マズローの5段階欲求」が生まれて行きました。
しかしその後晩年に、実は6段階目があると語っています。
◯ マズローの6段階欲求(自己実現理論)ってなあに?
これが大まかな6段階の欲求になっています。
一番下の「生理的欲求」が満たされた後「安全欲求」の欲求というように、階級が下のものが満たされて初めて次の欲求を求めて行くようになります。
このように
「人間は1つ上の欲求を満たすことで、常に成長し続ける」とマズローは考えました。
一言で説明されてもよくわからないと思いますので、1つずつ細かく説明していきます。
生理的欲求
人間が生き残るために必要な、最も基本的な生物的な欲求になります。
つまりここが満たされないと、生きていけないってことになります。
これは
・食欲 (食べ物 / 水 / 空気)
・睡眠欲
などがこれに当たります。
ここの欲求が満たされないと、次の欲求に行きません。
安全欲求
生き残るために必要な、安全性に対する欲求になります。
これは
・安全な家や環境
・金銭的な安定
・健康や健康が保証される(保険など)
など、健康に暮らして行くための最低限の安全に対する欲求です。
社会的欲求
社会的欲求とは、愛や集団などに所属する欲求です。
要は、「人や集団に自分という人間を受け入れてもらいたい!」という欲求になります。
例えば、下記のようなことで社会的欲求は満たされます。
・友情
・恋人
・家族
・宗教、会社、学校などの集団
このようなコミュニティに受け入れてもらい、愛されたいと人は思っています。
社会的欲求がないと、孤独感から鬱病になってしまったり、最悪のケースだと自殺に追い込まれることもあります。
承認欲求
承認欲求とは、認められたいという欲求になります。
言い換えるなら、「社会に何かしら貢献して、尊敬されたい!」という欲求です。
例えば下記のような状況で満たされると考えられています。
・専門的な取り組み(学業やスポールなど)
・技術や能力の習得
・自尊心を高める(自分をすごいって思うこと)
・人から褒められること
・出世すること
承認欲求がないと、劣等感や自暴自棄になってしまったり、やる気がなくなってしまったりします。
自己実現欲求
自分の価値観に基づいた「なりたい自分・あるべき自分」になりたいという欲求です。
この欲求が生まれるためには、これまでの欲求が全て満たされていないといけません。
自己実現欲求は個人の価値観に基づいているため、広い定義になります。
例えば、
・最高の夫・妻・父・母になりたい
・もっとクリエイティブに生きたい
・人に対する偏見をなくして生きたい
などでしょうか。
自分の中で、「理想な人物像」ってありますよね?
周りから認められたいだけではなく、「自分がこうなりたい!」というモチベーションが大切になります。
自己超越欲求
実はマズローは晩年、今でも有名な5段階の欲求が全て満たされた後には、全人類の中で2%しかたどり着けない境地があると語っています。
それが自己超越欲求です。
これは「他人だけではなく自分の存在も超えて、世界中の人の幸せを願っている状態」といえます。
自己実現欲求までは、自分や他者の欲求が関係することによって満たされていました。
しかしこの自己超越欲求は、その自分や他者の視点が存在していません。
一般的に「世界平和」と言っているのは、「自分が死にたくない・大切な人が死んでほしくない」などの理由からだと思います。そのような「誰のため」という観点も超えた先にこの「自己超越欲求」があるようです。
少し難しいですが、恐らく超人的な人にしか到達することができない領域なのでしょう。
僕にはまだ理解できない欲求です。笑
◯ まとめ
「6段階欲求(自己実現理論)」
① 生理的欲求:食欲などの最も基本的な欲求
② 安全欲求:安全が確保したいという欲求
③ 社会的欲求:愛・所属に対する欲求
④ 承認欲求:尊敬に対する欲求
⑤ 自己実現欲求:理想の自分に対する欲求
⑥ 自己超越欲求:自分・他人をも超えた欲求
このように、人が生きる上でのモチベーションとなっているのはこのように出来上がっています。
最初の承認欲求までは「欠如欲求」・自己実現欲求以降が「存在欲求」とマズローは表現しました。
日本の一般家庭の人たちは、「社会的欲求」までは満たされている人が多いのではないでしょうか。多くの人が追い求めているのは、「承認欲求」から上の欲求をモチベーションに努力を続けているようです。
いかがだったでしょうか。
皆さんは自分がどの欲求まで満たせていましたか?
僕は恥ずかしながら、まだ社会的欲求までしか満たすことができていないと思います。
20代の人はこの段階が多いのではないかと思います。
環境が変わったりしても、
欲求が満たされなくなって一つ低い欲求に戻ってしまうこともありますね!
モチベーションを持って、人生踏ん張りましょう!!;)
ではではっ