ソース記憶喪失やデジャブの原因は?-あなたの記憶は本当は嘘かも

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こんにちは、心理学者の卵ぱんなです。

あなたの一番昔の記憶って何歳でどんな思い出ですか?

普通は一番昔の記憶は「3歳」だと言われています。

でもその記憶本当に起こったことだと断言できる人っているでしょうか?

その記憶、

お父さんお母さんから聞かされて「自分は覚えている」

という幻想に囚われてる可能性はありませんか?

「詳細は全く覚えてないけど、何か前にこれ経験したことある!」

と感じたことある人も多いはずです。

今回はそんな記憶に関する疑問を解決するために、

「ソース記憶喪失」「デジャブ現象」について紹介したいと思います。

ソース記憶喪失 -Source Amnesia-

まずソースってなんぞやってことを解説します。ソースは英語でSource)のことです。

情報を与える物事のことで、

今回の場合は「記憶」を作るための情報のことを指しています。

ソース記憶喪失:

間違った情報によって、自分の経験・見聞きした出来事が記憶されてしまっている現象

多くの記憶違いは、これによって起こっていると言われています。

例えば家族や友だちと話していて、

「いやそれ違うよ!あの時起こったことは~だよ」

という場面ありませんか?

一緒に同じ体験をしたはずなのに、なぜか話が食い違ってしまうことありますよね!

これは色々な原因が考えられますが、

・似たような経験とごちゃごちゃになっている

・その他思い出を共有した人の間違った情報

・同じようなストーリーの映画などの影響

など様々です。

だから本当は起こってもないことでも、

「自分はこんな経験をしたんだ!」と思い込んでしまうなんてこともあります。

ジャン・ピアジェ(Jean Piaget)の例

ジャン・ピアジェはめちゃめちゃ有名で、

「子どもの発達論」の研究の第一人者の心理学者です。

ソース記憶喪失の面白い発見をしています。

彼の研究の中で、

幼少期に誘拐されたという話をする人がいたそうです。

その彼は、驚くほど鮮明で詳細にそのことを覚えていたと言います。

しかしそれは実際には起こっていない「嘘の記憶」でした。

なぜそんな記憶を持っていたと思いますか?

こんなことを話していたら、嘘つきだと疑われてしまっても仕方ないですよね。

この原因は、

「彼の幼少期の子守役が、その子供に繰り返しそう話していた」からでした。

この子守が宗教の改宗をした際に、この衝撃的な告白をしたそうです。

この誘拐された記憶があった彼は、

【自分の経験 < 子守の連続的なストーリー】を真実として記憶してしまっていたわけです。

つまり、

【他者からの情報を何回も聞く=真実になりうる】ということが分かりました。

このようなことが、

「記憶違い」の主な原因だとも言われています。

デブラとスティーブンの実験 – Experiment –

デブラとスティーブンという心理学者が、ソース記憶喪失の実験を行いました。

実験内容

対象:幼稚園生

① 幼稚園生たちに科学者とのイベントで、ベイキングパウダーとビネガーで風船を膨らませる実験をする

② その実験後、両親によってそのイベントでは行われていなかった経験の話を3日間連続でする。

③ 幼稚園児たちに、「科学者はロープを使った機械で実験をしていましたか?」と聞く

という実験でした。

その結果はなんと、

10人に4が「③の嘘の内容がイベントでの実験だった」と答えたそうです。

このように、

人はカンタンに自分の記憶を書き換えて、本当の記憶として思い出してしまうんですね。

デジャブ – déjà-vu –

デジャブ:

日本語では「既視感」と言われています。「よく知ってる」というレベルではなく、「過去に見たり、経験したことがあるが、いつどこで起きたかは思い出せない」という違和感のある感覚のこと

世の中の3分の2の人が、デジャブを経験したことがあると言われています。

デジャブを経験する人の多くは、

「教養のある人」・「想像力豊かな若者」が

ストレスや疲れている時に起こりやすいと言われています。

原因 – why you have déjà-vu –

ではデジャブの原因は何だと思いますか?

残念ながら完璧な原因はまだ解明されていません。

しかしかなり濃厚な説があります。

無意識下で少し見た前の状況を「以前に見たことがある」と錯覚してしまう

と言われてます。

というのも人間の脳には、

① 見たり経験した詳細を意識的に覚える働きの部分 (海馬と前頭葉)

② ①の後に親近感を抱かせる働きの部分 (側頭葉)

があります。

①と②の脳の働きが上手くリンクできないと、

デジャブが起こるのではないかと考えられています。

アランとエリザベスの実験 – Experiment –

デジャブの原因を調べるために下記の実験が行われました。

実験内容

① 参加者にPCの画面のシンボルを見て、見覚えの有無を聞く

*このシンボルは、あまりにも早くて認識できない速さで実験前にPCの画面で見せられており、そのことは参加者には知らせていない

さぁ結果はどうなったと思いますか?

何と半分の参加者が「デジャブを経験した」と回答しました。

この結果から日常生活においても、

  1. 気がつかないうちに一瞬だけその景色を見る
  2. 気づかないうちに別の景色を見た後に、
  3. またその景色を見る
  4. デジャブだと認識する

ということが起きているようです。

◯ まとめ

・ソース記憶喪失:誤った情報で、事実でない記憶を作ってしまう現象

・デジャブ:過去に見たり経験したことがあると思う心理現象

つまり人は自分の記憶を思い出すたびに、

少しづつ記憶を書き換えている可能性が出てきます。

ちょっとずつ自分にとって都合のいい記憶になってるかもです。

デジャブは経験的には不思議な感覚で面白いですが、

ストレスや疲れによる脳の機能が低下している可能性が高いので、気をつけてくださいね。

自分の記憶について少しでも理解が深まったら嬉しいです!

ではではっ

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